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カスタマーレビュー ![]()
思考の整理と発見
(2008-08-31)
著者は、戦略を生き残るための知恵と定義づけ、軍事においても経済活動においてもその本質は同じであると述べている。
「戦略学」は、単なる戦略の解説や、コンサルタントのようにノウハウを説くものではなく、方法論(カール・ポパーのとなえた物理・心理・知識の3つの世界)に基づく考え方を展開している。事象を断片的、表層的に捉えるのではなく科学哲学(方法論)に依拠した本書は、知的好奇心を大いに満たしてくれる。
そして、「改革、改革」と叫ばれる停滞感漂う複雑な世の中で、見たり感じたりする事象に対する視点を与え、思考を整理し、明日への努力の方向を示す地に足のついた本と言える。
新制度派の挑戦!
(2008-08-29)
新制度派組織論の第一人者である菊澤研宗(慶応義塾大学教授)が,戦略の世界に挑戦した会心の作品である。菊澤先生は,野中郁次郎氏と入れ替わりのタイミングで,防衛大学校の教官についたことで知られる。したがって,軍事をケースとしてとりあげることに長けており,今回もロンメルや,山下などを取り上げて,理論の現実性を吟味している。総じて,新制度派組織論を代表する著者が,戦略論に新たな挑戦をしている画期的な作品となっているのだ。組織研究者は,座右の書として,おいておくべきであろう。


