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カスタマーレビュー ![]()
リエンジニアリングへの第一歩
(2008-06-25)
本書はリエンジニアリングで業務を改革する基本的な考え方を書いています。
基本的な考え方が分かりやすく書かれているだけでなく、
いくつか事例が紹介されており、理論を具体的に理解する手助けとなっています。
本書を読んだからといってすぐにリエンジニアリングを実践できるわけではないですが、
本書の考え方がすべてのリエンジニアリングの根底に流れているといってもよいでしょう。
古典でありながら難しくなく、基本に立ち返りたいときに何度でも読み返したい本です。
翻訳も非常にこなれており、一気に読める文体に仕上がっています。
リエンジニアリングの啓蒙書
(2006-07-29)
1993年に米国で出版されたリエンジニアリングの啓蒙書である。企業の存続にリエンジニアリングが必要不可欠となってきた背景として、著者は経済のグローバル化とIT技術による生産性の飛躍的向上、結果としての急速な競争激化を挙げるが、この洞察は今日では誰もが認める現実となっている(規制に守られた一部業界や行政機関を除いて)。顧客利益とプロセスに焦点をあて、大胆な発想の転換と組織改革を含む経営改革手法を手解きする。顧客ニーズに基づいたプロセス最適化、部外者の客観的な視点の効果、帰納的な考え方の必要性、トップダウンによる部門横断的なチーム編成、ITの活用、担当者への権限委譲などリエンジニアリングに使われる基本的なアイディアを包括的に解説。但し200頁ほどの本文のうち内容があるのは精々100頁で、4社の具体例が載せられているが表面的であくまで参考程度のもの。「リエンジニアリングとは何か?」について簡潔に書かれており、リエンジニアリングの理念、背景を理解したいという方には古典としてお奨めです。但し、本書を読めばリエンジニアリング、業務改革が成功するという類のハウツーものではありません。
改革プロジェクト推進者のバイブル
(2005-06-18)
改革プロジェクトを推進する方へのバイブル的な図書です。
プロセス視点で既存ビジネスをどう再構築するか?リーダーやプロセス
オーナー、リエンジニアリングチーム、ステアリングコミティーの役割
など誰がリエンジニアリングするのか?「リエンジニアリングをボトム
アップで起こそうとする」など共通な失敗や陥りやすい行動など、リエ
ンジニアリングを成功させるための諸原則とは?等々、改革プロジェク
トを展開する上でのポイントが学べます。
古くて新しいビジネスの考え方
(2004-04-10)
ビジネス書としては、「古典」に分類される(1993年出版)ものですが、
内容は色あせない原理・原則が中心で、経営に興味がある人には必読です。
内容面では☆5つですが、文章がやや冗長なので、☆4つにさせていただきました。
秀才型組織は分業を進め、プロセスが複雑な官僚型組織となりがちである現在、分業をできるだけなくし、プロセスがシンプルな「原始的組織」にすることの重要性を主張します。
文庫版出版にあたり、追加された三枝氏による解説も秀逸。
以下は、本編の中で私が印象に残ったポイントです。
●「どうしたらこれを早くできるのだろうか」「どうしたらこれをうまくできるのだろうか」「どうしたらこれをより少ないコストでできるのだろうか」などということではなく、「そもそもなぜそれを行うのだろうか」を問うべき
●組織をリエンジニアリング(=リストラクチャリング)するのではなくて、ビジネスプロセス自体をリエンジニアリングすべき
●アダム・スミス以来の分業による効率性を追求することは、プロセスを複雑にし、結果的に競争力を弱める。リエンジニアリングによって、複数の仕事を一つの人・場所にまとめ、プロセスをシンプルにし、競争力を強める。
●従来タイプの上司が行ってきた監督・監視・管理・点検という業務は、人から人へ、部門から部門へ仕事が移ることによって発生するが、付加価値を生まないものである。リエンジニアリングによって、そのような業務は激減する。
行政官庁改革にこそ必要だ!!
(2003-08-08)
本書は既に古典とも称される書籍で、今となっては、民間企業ではビジネス・プロセス・リエンジニアリングなど当たり前となっているかもしれません。
しかし、行政官庁は、本書で指摘されている、いわゆる「持病」をいまでも引きずっている始末です。
行政では、係が室になり、室が課になり、課が部になりといった、組織の細分化を至上価値とし、それをなし得た者がエリートと称されるのです。そのような組織の問題点は本書に指摘されているとおりで、お金の無駄遣い、仕事の遅延化を招いています。
今、公務員に能力主義による人事評価を導入する見解が出されていますが、上記のような価値観で能力評価されたとしたら、どうなるのでしょう。本当に国民のことを考え、最小限の支出で最大限の効果を出そうと努力する公務員は、評価などされなくなってしまうでしょう。
行政官庁にこそ、最も必要な書籍です。


